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» 2010年09月27日 16時09分 公開

日本TIが0.9V駆動マイコンを発売、柔軟性の高いアナログ周辺回路も搭載プロセッサ/マイコン

[前川慎光,EE Times Japan]

 日本テキサス・インスツルメンツは、低消費電力マイコン「MSP430」シリーズを拡充し、電源電圧が0.9Vと低い品種を追加した(図1)。「0.9V駆動のマイコンは業界初。低電圧駆動をうたう競合他社のマイコンとは異なり、アナログおよびデジタル・ロジックの回路全体が0.9Vで駆動する」(同社)。

 電源電圧が0.9Vと低ければ、電池駆動のモバイル機器において電池の出力電圧を昇圧せずに、マイコンを駆動できる。「昇圧型DC-DCコンバータを不要にでき、システム全体の消費電力量の低減や、マイコンの外付け部品の削減が見込める」(同社)。

図1 図1 電源電圧が0.9Vの低消費電力マイコン
テキサス・インスツルメンツの低消費電力マイコンの製品群「MSP430」を拡充した。

 マイコン内部において、プログラム可能なアナログ回路部(同社は、「アナログ・ファンクション・プール」と呼ぶ)を搭載したことも特徴だ。A-D変換器もしくはD-A変換器、電圧監視(SVS)、温度センサー、コンパレータのいずれかとして使える。

 消費電流は45μA(アクティブモード時)、立ち上がり時間は5μs以下である。内蔵したメモリーの記憶容量が異なる3品種を用意した。128バイトのRAMと1KバイトのROMを搭載した「MSP430C091」、128バイトのRAMと2KバイトのROMを搭載した「MSP430C092」、2KバイトのRAMのみを搭載した「MSP430L092」である。MSP430L092の参考単価は、1万個購入時に0.85米ドル。開発ツールも用意した。

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