ソニーは家庭向けのテレビ受像機「BRAVIA」のほか、21.7m×4.8mの3D LEDディスプレイを展示した(図1)。28インチ型の3D LEDディスプレイモジュールを縦10枚×横34枚接続したことで実現した(図2)。こえまで実際に映像を表示した最大のサイズは867インチ型(30枚×23枚)だが、867インチ型以上のサイズも実現できるという。
3D LEDディスプレイモジュールの輝度は2000cd/m2であるため、「直射日光が画面に直接当たる屋外の展示ではなく、暗くできない室内施設などへの設置を主な用途として考えている」(ソニー)という。コントラスト比は1000対1、視野角は上下90度、左右120度である。
LEDの配置間隔(ピッチ)が4.44mmと狭いため、視聴距離が数mと短い場合でも違和感なく3D映像が視聴できた。
3D映像を表示するために、左目用の映像と右目用の映像を上下に1ラインおきに交互に配置するラインバイライン方式を採用した。1ラインごとに偏光フィルムの特性が異なり、専用の円偏光眼鏡をかけることで立体映像を視聴できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.