TSMCのGaNファウンドリー事業撤退を受け、ロームはTSMCからGaN技術ライセンスを取得し、650V GaNパワーデバイスを自社生産する方針だ。2026年2月4日、ローム社長の東克己氏が明かした。
TSMCの窒化ガリウム(GaN)ファウンドリー事業撤退を受け、ロームはTSMCからGaN技術ライセンスを取得し、650V GaNパワーデバイスを自社生産する方針だ。2026年2月4日、ローム社長の東克己氏が明かした。
TSMCは、2027年7月までにGaNファウンドリー事業から撤退すると決定している。これを受けてNavitas Semiconductorなど、TSMCに製造を委託していた各社が生産移管の対応を進めている。また、TSMC傘下の台湾ファウンドリー企業Vanguard International Semiconductor(以下、VIS)や米国ファウンドリーのGlobalFoundries(GF)は、TSMCの650Vおよび80VのGaN技術ライセンスを取得して製造を行うと発表している。
TSMCに650V耐圧品の前工程を委託してきたロームも対応について検討を進めてきた。2025年11月の決算説明会では、VISと協議していることに触れつつ、社内/協業を含めたさまざまな可能性を検討している段階だと説明していた。
そして今回、2026年2月4日に開催した決算説明会においてローム社長の東氏がEE Times Japanの質問に答える形で「当社はTSMCと一緒に立ち上げてきた経緯もあり、TSMCからライセンスを購入し、自社生産する方向に舵を切っている」と明かした。
ロームは浜松工場(浜松市)で8インチラインを立ち上げて製造していく予定だという。また、需要が急増した場合には、その対応としてVISにも一部委託する方針も示した。なお、生産開始時期については今後の立ち上げ状況次第としつつ、TSMCの撤退までの間に影響を最小化できるよう早急に対応を進めているという。
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GaN撤退のTSMC、その後の戦略を考察するCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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