台湾のファウンドリ企業United Microelectronics(UMC)が2011年4月の売上高を発表した。例年4月は3月に比べて平均5.8%売り上げが増加してきたが、今回は0.2%の減少にとどまった。
台湾のファウンドリ企業であるUnited Microelectronics(UMC)の2011年4月の売上高は、前月2011年3月の95億8500万ニュー台湾ドル(約3億3500万米ドルに相当)から0.2%減少し、95億6400万ニュー台湾ドル(約3億3400万米ドルに相当)にとどまった。ただし、1年前の2010年4月と比較すると、2.6%増加したことになる。
UMCによると、2011年1月から各月までの売上高合計を、前年同時期と比較すると、好調な記録を残した2011年1月が10.75%増(対2010年1月比)で、その後2月が7.53%増(対2010年1月〜2月比)、3月が5.25%増、4月が4.57%増というように推移してきた。
2011年4月のUMCの売上高は、前月を下回る結果となった。これは過去10年にわたる同社の売り上げ傾向とは異なる。
UMCの過去10年間の売上高を調べてみると、4月度は3月度と比べておおむね平均5.8%増加する傾向にあった。ただし、この平均値は、増加率の最高値と最低値を省いて算出したものだという。
【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.