Mercedes-BenzのソフトウェアエンジニアであるJeremy Richards氏は、同社のアフターマーケット向け「Drive Kit」に「Google Maps API」を組み込むためのアプリの開発を支援した。このアプリを使うことで、「Street View」やGoogle+の全方位の画像を、WVGA(800×480ピクセル)ディスプレイに表示できるようになる。Appleの「iPhone」と、HDMIケーブルで接続できることも売りの1つだという。
Google Mapsの製品マーケティングマネジャーを務めるPatrick Glover氏は2012年10月に、バックパック型のStreet View撮影用カメラ「Street View Trekker」を背負い、米国の景勝地グランドキャニオンを2日間かけて撮影するチームに参加した。彼らが撮影した映像は、オンラインで視聴できる。Street View Trekkerは、5Mピクセルのカメラを15台、GPS装置を2台搭載していて、重さは約19kg。そのほか、体の傾きを補正するジャイロスコープや500Gバイトのハードドライブ、超大型のバッテリを搭載する。Googleは、チームが次に撮影しに行く場所は明かしていないが、Google+のハッシュタグ「#TrekNext」でアイデアを募集している。
Google I/Oでは、Google TVも少し紹介されていた。ソフトウェアがAndroid 4.1(Jelly Bean)にアップグレードされ、画面がクリアになった。Google TVは現在、10社の機器メーカーから発売されている。
そのほかGoogleは、ChromeブラウザやChromebookで動作する検索エンジン向けの音声認識機能も紹介していた。
Google+は、FacebookのようなSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サイトだ。Google+は、41の新機能でライバルに攻勢をかける。こうした新機能には、写真の画質を自動的に調整したり、フォトエフェクトをかけたりといった、写真の編集/アップロード機能の強化が含まれている。
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