医療機器設計/製造の展示会「MEDTEC Japan 2014」(2014年4月9〜11日)における村田製作所のテーマは「医療/ヘルスケアのスマート化」だ。2014年3月に発表したばかりのI2Cに対応したRFIDタグ用デバイスや、MEMSセンサー、微量物質を容易に検出できる金属メッシュデバイスなど、センシング技術や通信技術を中心に展示する。
2014年4月9〜11日の3日間、医療機器設計/製造の総合展示会「MEDTEC Japan 2014」が東京ビッグサイトで開催される。
村田製作所はMEDTEC Japan 2014において、「医療・ヘルスケア機器のスマート化に貢献する無線通信・センシング技術」をキーワードに、近距離無線通信モジュールや各種センサーなどの製品群を紹介する。
同社が見どころとして挙げるのが、2014年3月に発表したばかりのRFID(Radio Frequency Identification)タグ用デバイス「マジックストラップ」(LXMS2HACNF-165)だ。マジックストラップは、I2Cインタフェースを備えたもので、民生機器などにおける設定管理や、産業機器などの非常時ログ管理、物流などのデータログ管理といった用途に向ける。低消費電力で認証不要という点も特長だ(関連記事:I2Cインタフェースを搭載、村田製作所のRFIDタグ用デバイス)。
また、超小型・低消費電流のBluetooth Smartモジュールも展示する。
センシング技術では、液滴や細胞、PM2.5など微量物質を容易に検出できる金属メッシュデバイスや、高精度かつ低消費電流のMEMS気圧センサーを出展する。金属メッシュデバイスは2013年8月に発表されたもの。金属メッシュデバイスに物質が付着すると、表面の電磁波共振形態が影響を受けて、電磁波応答が変化する。これを測定することで物質を検出できるという。
その他、医療機器の小型化に貢献する、国際安全規格に対応した医療機器向けのAC-DCコンバータなども紹介する予定だ。
4月9日(水)には、「バイオテクノロジーや医療機器に新しい価値を提供する金属メッシュデバイス」と題した最新技術フォーラムの講演会を行う。
会期 | 2014年4月9日(水)〜11日(金) |
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時間 | 10:00〜17:00 |
会場 | 東京ビッグサイト |
村田製作所・ブースNo. | 507 |
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