日本アルテラは、「TECHNO-FRONTIER 2014」(2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)に「FPGA+電源を基礎から解説」の展示テーマに掲げて出展する。同社ブースでは、初という「FPGA相談コーナー」を設け、基本的な質問にも丁寧に答えていくという。
2014年7月23〜25日の3日間、メカトロニクス/エレクトロニクス関連の最新の要素技術が一堂に集結する「TECHNO-FRONTIER 2014」が開催される。
TECHNO-FRONTIER 2014の開催に先立ち、アイティメディアが運営するモノづくり/エレクトロニクス関連メディア「EE Times Japan」「EDN Japan」「MONOist」では、TECHNO-FRONTIER 2014の特設ページを設け、各編集部が厳選した注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントリポートなどを紹介する。
今回紹介するのは、「FPGA+電源を基礎から解説」を展示テーマに出展する日本アルテラだ。
>>3メディア合同「TECHNO-FRONTIER 2014特集」
FPGA大手のアルテラの日本法人である日本アルテラは、「FPGA+電源を基礎から解説」という展示テーマを掲げて、TECHNO-FRONTIER 2014に出展する。
アルテラは、2013年に電源ICメーカーのEnpirion(エンピリオン)を買収し、FPGA製品に最適化し、動作検証を行った電源モジュールの提供を開始している(関連記事:アルテラが電源IC事業に参入、自社FPGAに最適な電源ICを開発/販売へ)。今回のTECHNO-FRONTIER 2014では、電源設計も含めたFPGAに関わる設計ノウハウなどを基礎から解説する予定だ。
展示は大きく分けて3つ行う。1つは、「FPGA相談コーナー」だ。デモを交えながらFPGAを基礎から丁寧に解説する。「マイコンと何が違うの?」「どうやって使うの?」「どこに使うのがいいの?」といった基本的な質問にも、業界用語を使わずに解説をする予定だ。
2つ目は、省電力/小型化に寄与する電源ソリューション「Enpirion」のデモだ。Enpirionは、インダクタを組み込んだ業界初のパワー・システムオンチップDC-DCコンバータで、さまざまなパラメータを任意に設定できるデジタル電源。FPGAのみならずさまざまなデバイス向けに最適な電源ソリューションを提供できる点もアピールする。
3つ目は、産業機器向け適用例として、ARM Cortex-A9プロセッサ搭載「Cyclone V SoC」によるヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)を搭載したPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)のデモ展示。モーター制御とタッチパネル制御をワンチップで実現したシステムを披露する。
日本アルテラのTECHNO-FRONTIERの出展は前回(2013年)に続き2回目。前回の出展を通じて、「インダストリアル・イーサネット、モーター・コントロール、スマート・グリッド向けソリューションのデモなど、産業機器でFPGAを活用するための具体的なデモを複数展示したが、『FPGAとは何か』『どのように設計するのか』といった基本的な情報から提供する必要性を感じた。そこで、今回は初の試みとして、展示会場での『FPGA相談コーナー』の設置に至った」という。
日本アルテラでは、「TECHNO-FRONTIERは、エレクトロニクスとメカトロニクス、要素技術から最先端技術までを幅広くカバーするイベントであり、基盤技術に関わる技術者が多く来場するイベントだと認識している。産業機器のみならず幅広いアプリケーション向けに提供する、アルテラのFPGAおよび電源ソリューションについて、より多くのエンジニアに知っていただく機会となることを期待している」としている。
会期 | 2014年7月23日(水)〜25日(金) |
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時間 | 10:00〜17:00 |
会場 | 東京ビッグサイト |
日本アルテラ | ブースNo.:1E-216 |
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