WIPO(世界知的所有権機関)が2014年の特許出願件数ランキングを発表した。それによると、中国のHuawei Technologiesが首位を獲得した。日本メーカーは、パナソニックが第3位に入っている。国別のランキングでは、米国が1位、日本が2位だった。
国や企業、教育機関などの技術力を評価する上で、国際特許の出願/許可件数に関するデータが使われる場合が多い。国際特許件数は、唯一の評価基準というわけではないが、世界規模で比較を行うための基盤を担っている。
国連の専門機関であるWIPO(World Intellectual Property Organization:世界知的所有権機関)は2015年3月19日、2014年の国際特許出願件数に関するリポートを発表した。これによると、中国最大手の通信機器メーカーHuawei Technologiesが、2014年の国際特許出願件数ランキングでトップの座を獲得したという。
Huaweiの公開系特許出願件数は3442件で、2013年の首位だったパナソニックを抜き、第1位に輝いた。第2位はQualcommで2409件、第3位はZTEで2179件だった。
WIPOのリポートは、PCT(Patent Cooperation Treaty:特許協力条約)に基づいて申請された特許件数をベースとしている。WIPOによれば、PCT特許出願を行うと同時に、世界148カ国において発明に対する保護を得られるという。
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