Appleが、Maxim Integratedが米国カリフォルニア州サンノゼに保有する工場を、1820万米ドル(約22億円)で購入したという。
Appleが、Maxim Integratedが米国カリフォルニア州サンノゼに保有する製造工場を購入したという。Silicon Valley Business Journalが報じた。
報道によれば、製造工場の面積は7万平方フィート(約6500m2)で、Appleは1820万米ドル(約22億円)を支払ったという。
製造工場やクリーンルームなどの施設の取引を手掛ける米国ATREGは2015年5月、Maxim Integratedから、サンノゼの200mmウエハー製造工場の売却を依頼されたと発表している。ATREGは同工場を、プロトタイプの製造やパイロットライン、少量生産に適していると説明していた。同工場は、Applied MaterialsやASML、KLA-Tencor、東京エレクトロンなどの半導体製造装置が導入されていて、0.6μmプロセスから90nmプロセスでの製造が可能だという。
同工場は、Samsung Semiconductorのビルのすぐ隣になる。Appleは、プロセッサの量産にこの工場を使うわけではないだろう。プロセッサの製造は、TSMCとSamsung Electronicsに委託しているからだ。そのため、ミックスドシグナルICやMEMS、イメージセンサーの他、パッケージング技術などの研究開発に使用するとみられている。
ADIとMaximが合併交渉か ――米メディアが報道
「A9」に秘められたAppleの狙い(前編)
「半導体業界の“Apple”を目指す」ルネサス
Appleはどこへ?――ここ1年で買収した10社から検証
新型Apple TVは、成功するのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング