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ソニーの半導体部門が新しく仕掛ける多機能ライトエアコンやテレビを遠隔操作可能に?(2/2 ページ)

» 2016年01月15日 11時30分 公開
[庄司智昭EE Times Japan]
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会話や伝言機能も

 同製品は、モジュールに内蔵しているスピーカーとマイクを通じた、会話/伝言機能も持つ。同製品を設置した部屋同士で、スマホを使用した通話が可能だ。例えば、料理をしているときに、ハンズフリー状態で子ども部屋との会話を楽しむことができる。

 伝言機能は、スマホアプリを通じてモジュールに伝言メッセージを録音しておくと、家族が帰宅したときに人感センサーで入室を検知し、自動で再生してくれる。時間の指定や録音メッセージの確認なども、スマホアプリを通じて行えるという。

会話/伝言機能は、スマホアプリでこのように表示される (クリックで拡大) 出典:ソニー

モジュールをソリューションとして展開へ

モジュール部分 (クリックで拡大)

 同製品を手掛けるのは、同社デバイスソリューション事業本部が2015年4月に新設した新規事業部門。デバイスを扱う部門が照明を展開する理由について、横沢氏は「同製品は商品化後、住宅会社や電材卸事業者向けに販売していく。しかし、将来的にはモジュール部分をソリューションとして展開する予定だ。そのために、ライティングジャパンを通じて、モジュールがどのような形で応用できるかを、来場者とのコミュニケーションを通じて探りたい」と語る。取材時(2016年1月14日)での手応えとしては、「遠くにいる両親や老人介護などの見守りに可能性がありそうだ」(横沢氏)とした。機能面では今後、モジュール部分にカメラを搭載したり、規格化を行ったりしていきたいという。

 同製品は、2016年4〜6月に商品化を予定。価格に関しては、「LEDシーリングライトとモジュールを合わせて1個当たり、10万円以下におさえたい」(横沢氏)とした。

LEDシーリングライト部分 (クリックで拡大)

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