同製品は、モジュールに内蔵しているスピーカーとマイクを通じた、会話/伝言機能も持つ。同製品を設置した部屋同士で、スマホを使用した通話が可能だ。例えば、料理をしているときに、ハンズフリー状態で子ども部屋との会話を楽しむことができる。
伝言機能は、スマホアプリを通じてモジュールに伝言メッセージを録音しておくと、家族が帰宅したときに人感センサーで入室を検知し、自動で再生してくれる。時間の指定や録音メッセージの確認なども、スマホアプリを通じて行えるという。
同製品を手掛けるのは、同社デバイスソリューション事業本部が2015年4月に新設した新規事業部門。デバイスを扱う部門が照明を展開する理由について、横沢氏は「同製品は商品化後、住宅会社や電材卸事業者向けに販売していく。しかし、将来的にはモジュール部分をソリューションとして展開する予定だ。そのために、ライティングジャパンを通じて、モジュールがどのような形で応用できるかを、来場者とのコミュニケーションを通じて探りたい」と語る。取材時(2016年1月14日)での手応えとしては、「遠くにいる両親や老人介護などの見守りに可能性がありそうだ」(横沢氏)とした。機能面では今後、モジュール部分にカメラを搭載したり、規格化を行ったりしていきたいという。
同製品は、2016年4〜6月に商品化を予定。価格に関しては、「LEDシーリングライトとモジュールを合わせて1個当たり、10万円以下におさえたい」(横沢氏)とした。
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