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キーサイトがスペアナ一新し、全機種タッチ対応により使いやすく、より高性能に!(1/2 ページ)

キーサイト・テクノロジーは、主力のスペクトラムアナライザー製品群「Xシリーズ」を一新した。これまでハイエンド機種に限って搭載していたタッチパネルインタフェースを全機種に搭載した他、性能向上を図った。価格については、従来の価格帯とほぼ同じに据え置いた。

» 2016年02月15日 09時00分 公開
[竹本達哉EE Times Japan]

白から黒基調に

 キーサイト・テクノロジーは2016年2月15日、スペクトラムアナライザー(以下、スペアナ)の主力製品シリーズ「Xシリーズ シグナル・アナライザー」(5シリーズ)を一新し、日本国内での販売を開始した。

 同社は、HP/アジレント・テクノロジーの計測事業部門時代から、常に主力製品の1つとしてスペクトラムアナライザーを展開してきた。直近では、「Xシリーズ」(型番:N90x0A)として低価格モデルシリーズの「CXA」から「EXA」「MXA」「PXA」そしてフラッグシップシリーズの「UXA」という5シリーズを展開してきた。今回、発表した新Xシリーズ(型番:N90x0B)はこれら5つのシリーズ全てを一新するもので、ユーザーインタフェース(UI)の改良などで使いやすさを向上させ、性能アップを図った。

新しいスペアナXシリーズの「MXA」(上)と、従来のMXA(下)。筐体サイズは同じだが、黒/グレー基調になったことで、新シリーズの方が引き締まって見え、小さい印象を受けた (クリックで拡大)

 まず、5シリーズ全てで、筐体の色を白基調から黒/グレー基調へと変更。筐体サイズについては、従来と同じだ。

新Xシリーズで展開する5つのシリーズ (クリックで拡大) 出典:キーサイト・テクノロジー

ほぼ全ての操作が2タッチで

 筐体サイズは変らないが、最上位モデルシリーズの「UXA」を除き、ディスプレイサイズは、4:3の8.4型画面から16:9の10.6型ワイド画面に拡大。さらに、これまでUXAのみだったマルチタッチ対応タッチパネルを全機種に搭載した。

新Xシリーズの画面を外部の大型タッチパネルディスプレイに表示させて操作性をデモ。各画面を並べて表示させるなどの操作を簡単なタッチ操作で行える (クリックで拡大)

 画面上の信号波形を2本の指でピンチイン/ピンチアウト操作することで、簡単に縮小/拡大できたり、スワイプ操作で移動できたり、スマートフォン感覚の直感的操作が行える。また、グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)もタッチパネル仕様に最適化し、ほとんどの操作を2タッチ以内で完了できるようにした他、各計測機能画面を並べて一覧表示できるなどするタブ機能を設け、使いやすさを追求している。

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