IoTの効果を高める「エッジ」とは何か:産業向けIoT(3/3 ページ)
- ソフトが決める製品機能、生死を分けるテスト能力
エレクトロニクス製品の機能にソフトウェアが占める割合が急速に高まっている。ソフト中心のものづくりだ。こうしたなか、エレクトロニクス関連企業の抱える課題とは何か、どうすれば解決できるのか。米テキサス州オースチンで開催された米ナショナルインスツルメンツ(NI)のテクニカルカンファレンス「NIWeek 2016」の会期中、同社のエクゼクティブ・バイスプレジデントを務めるEric Starkloff氏に聞いた。
- たまたま生まれたIoTが工事現場の電力を2割削減
日本ナショナルインスツルメンツ(NI)は、カスタム計測器「CompactRIO」を活用したIoTシステムの事例を公開した。試験的に導入したトンネル工事現場では、消費電力を約2割削減することを実現している。日本NIの岡田一成氏は、「IoTは何をしたらいいか分からないという企業が多いなか、企業の課題を解決するために構築したシステムが結果的にIoTとなった」と語る。
- HPEのIoT戦略は「シフトレフト」、エッジにサーバ「Moonshot」の処理能力を導入
日本HPEがIoTへの取り組みについて説明。「モノ」に近い現場で、IoTデバイスからの情報の分析や最適化を行う「エッジコンピューティング」を重視した「シフトレフト」という考え方に基づき事業展開を進めて行く方針だ。
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