シーメンスのメンター買収、EDA業界への影響は : 電子ブックレット
EE Times Japanに掲載した記事を読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回紹介する記事では、米国EE Timesの記者が、シーメンスによるメンター・グラフィックスの買収がEDA業界に与える影響を、両社のキーパーソンに聞いた。
アイティメディアがモノづくり分野の読者向けに提供する「EE Times Japan」「EDN Japan」「MONOist」に掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回の記事では、シーメンスによるメンター・グラフィックスの買収がEDA業界にどのような影響を与えるのか、その疑問を買収案件の当事者2人にぶつけている。
2016年11月、Siemens(シーメンス)によるMentor Graphics(メンター・グラフィックス)の買収が発表され、業界に衝撃が走った。この買収は、実際のところ設計ツール業界、とりわけEDA業界にどのような影響を与えるのだろうか。Siemens PLM SoftwareとMentorのキーパーソンに直接、その疑問をぶつけてみた。【著:Junko Yoshida】
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シーメンスがメンターを45億ドルで買収へ
ドイツSiemens(シーメンス)が、Mentor Graphics(メンター・グラフィックス)を45億米ドルで買収すると発表した。
シーメンス、メンター買収までの経緯を語る
米テキサス州で開催された「Design Automation Conference(DAC 2017)」において、Mentor Graphics(メンター・グラフィックス)の買収を2017年3月に完了したSiemens(シーメンス)が基調講演に登壇。Mentor買収に至る経緯と今後を語った。
自動運転向けセンサーフュージョンはローデータを使う
現在、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転向けのセンサーフュージョンは、センサーから収集したデータをある程度エンドデバイスで処理している。Mentor Graphics(メンター・グラフィックス)は、より高度な自動運転向けのセンサーフュージョンには、エンドデバイスで処理していない“ロー(Raw)データ”を使うべきだとし、それを実現するためのプラットフォーム「DRS360」を発表した。
メンター、150億ゲート対応エミュレーター開発へ
Mentor Graphics(メンター・グラフィックス)が、2020年までの製品ロードマップを提示した。それによると同社は、2020年までに150億ゲートに対応するエミュレーターを開発する計画だという。これは、最先端のチップを設計する大手メーカーをターゲットにするという。
Samsung、Harmanを80億ドルで買収へ
Samsung Electronicsが、コネクテッドカー技術を手掛けるHarman Internationalを80億米ドルで買収すると発表した。根底にあるのは、車載ビジネスに対するSamsungの野心だ。
2016年半導体業界再編を振り返る
2016年も、半導体業界の“M&Aの嵐”がやむことはなかった――。2016年年末企画として、ことし1年間に半導体業界で繰り広げられた買収劇(16件)を振り返っていく。
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