Intersilの社名を変更し、ルネサスブランドに統一へ:One Global Renesas目指し
ルネサス エレクトロニクスは2017年10月27日、子会社であるIntersil(インターシル)の社名を2018年1月1日付で「Renesas Electronics America」に変更すると発表した。
ルネサス エレクトロニクスは2017年10月27日、子会社のIntersil(インターシル)の社名を2018年1月1日付で「Renesas Electronics America」に変更すると発表した。製品ブランドについても、軍事宇宙航空向け製品など一部を除き、ルネサスブランドに統一する方針。
ルネサスは2017年2月24日付で買収したIntersilの事業統合を踏まえ、地域にこだわらず、グローバル組織として運営する「One Global Renesas」を掲げて、2017年7月から新たな組織体制に移行し、統合作業を進めている。
その中で今回、2018年1月1日付で、米国法人である「Intersil Corporation」が、米国販売子会社である「Renesas Electronics America Inc.」とIntersil Corporationの完全子会社である「Intersil Communications LLC」を吸収合併し、その上で社名を「Renesas Electronics America Inc.」に変更することを決定。なお、Intersilの他の子会社についても、順次、「Renesas」を冠した社名に原則として変更する方針。
製品ブランド名についても、販売中(一部開発中)の製品と、軍事宇宙航空向け製品を除いてIntersilブランドは使用しないという。
- ルネサスのインターシル買収が完了
ルネサス エレクトロニクスは2017年2月24日にIntersil(インターシル)の買収を完了し、完全子会社化したと発表した。
- ルネサス、インターシル買収に伴い組織再編
インターシルを買収したルネサス エレクトロニクスは2017年3月3日、事業組織を2017年7月までに段階的に改変すると発表した。インターシル買収で事業規模拡大を見込む汎用半導体を専門に扱う事業本部などを設ける。
- 千載一遇のチャンスだったルネサスのIntersil買収
ルネサス エレクトロニクスは2016年9月13日、米国の半導体メーカーであるIntersil(インターシル)を32億1900万米ドル(約3274億円)で買収すると発表した。同日、ルネサスは都内で記者会見を開き、社長兼CEOの呉文精氏らが登壇。買収の狙いや、見込めるシナジーについて説明した。
- MIPSの行方、生き残りの道はあるのか
Imagination Technologiesは、MIPS事業を、米国資本のTallwood Venure Capitalに売却することを発表した。「MIPSは旧式のアーキテクチャ」という見方が強い中、生き残りの策はあるのだろうか。
- オンセミ、フェアチャイルドブランドは維持せず
2016年9月19日(米国時間)に、フェアチャイルド・セミコンダクターの買収完了を発表したオン・セミコンダクター。同社は、“世界初のICメーカー”の名は残さずに製品群を統合していく。
- Alteraから「Intel FPGA」に向けて積極投資
2015年にFPGA大手Alteraを買収したIntel。2016年8月30日にIntelのFPGA事業を担当する幹部が来日し、今後の製品開発方針やIntelとしてのFPGA事業の位置付けなどについて語った。
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