マクニカは2018年1月29日、完全子会社のエルセナを吸収合併すると発表した。
マクニカは2018年1月29日、完全子会社のエルセナを吸収合併すると発表した。2018年4月1日付で、エルセナの受注残および、売上債権などを残して吸収分割によってマクニカが事業を継承した上で、2018年10月1日付で吸収合併する予定。
今回の吸収合併の理由としてマクニカは、エルセナとマクニカで分散していた取引口座を一本化し、顧客の業務の集約化、効率化を貢献すること、エルセナの顧客に世界22カ国77拠点に展開するマクニカのグローバル拠点の活用してもらうことなどを挙げる。また、吸収合併に伴い「当社グループの仕入先間でM&Aが起こった際に発生する顧客側での口座移管作業を未然に防ぎ、顧客の負荷を軽減することができる」とする。
マクニカは社内カンパニー制を敷いており、2017年に吸収合併したアルティマ(関連記事:マクニカ、アルティマなど子会社2社を吸収合併へ)と同様、社内カンパニーとして独立性を維持していく。
エルセナは、2004年12月にマクニカが完全子会社化する形でマクニカグループ入り。完全子会社化当時の社名は「橘テクトロン」で、2005年12月にエルセナへ社名変更。現在は、Analog DevicesやSilicon Labs、ロームなどの製品を取り扱っている。
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