マクニカ、アルティマなど子会社2社を吸収合併へ : 半導体メーカー再編に備えて
マクニカは2017年1月20日、完全子会社であるアルティマとコージェントの2社を2017年7月1日付で吸収合併すると発表した。
マクニカは2017年1月20日、完全子会社のアルティマとコージェントの2社を吸収合併すると発表した。仕入先である半導体メーカー間の合併、買収が進む中で、顧客側での口座移管作業の発生を未然に防ぐなどの狙いで、吸収合併するという。
マクニカによる吸収合併は、アルティマとコージェントともに、2017年7月1日付で実施する。ただし、アルティマについては、同年4月1日付でアルティマに受注残および、売上債権などを残して、吸収分割によりマクニカに事業承継する。
今回の吸収合併についてマクニカは、これまでマクニカ、アルティマ、コージェントと最大3社に分散していた顧客との取引口座を、マクニカに一本化することで、顧客の調達業務などの効率化に寄与する狙いがあるとする。同時に、「半導体メーカーのM&Aが今後も継続することが予測される中、当社グループの仕入先間でM&Aが起こった際に発生する顧客内での口座移管作業を未然に防ぎ、顧客の負荷を軽減することが可能となる」との狙いを挙げている。
なお、マクニカは「カンパニー制」を敷いており、吸収合併後も「マクニカ アルティマ カンパニー」など社内組織を設置し、吸収する子会社事業の独立性を維持する方針で、「顧客のみならず、仕入先へのサポートもより一層充実させることが可能」(マクニカ)としている。
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