村田製作所は2018年6月8日、同社生産子会社の福井村田製作所で新生産棟の建設を行うと発表した。積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要増加に対応するための生産能力増強を目的として、約290億円(建物のみ)を投資する。
村田製作所は2018年6月8日、同社生産子会社の福井村田製作所で新生産棟の建設を行うと発表した。積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要増加に対応するための生産能力増強を目的として、約290億円(建物のみ)を投資する。
福井村田製作所は、同社の西側エリアへ新たに取得した5万8624m2の用地に新生産棟およびエネルギー棟を建設する。2018年6月より用地造成工事を行い、同年9月より建設を開始する予定だ。建物の完成は2019年12月末を見込む。
新生産棟は鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上6階建てで、建築面積は9295m2、延べ床面積が5万4144m2となる。村田製作所は今回の投資について、「MLCCの生産能力を年間10%のペースで引き上げるための一施策」と話している。
また、村田製作所は2018年5月28日、子会社となる伊勢村田製作所についても、スマートフォンなど向け電子部品の生産能力増強を目的として新生産棟の建設を決定している。総投資額は約40億円(建物のみ)。
鉄骨造の地上6階建てとなる新生産棟は、2018年6月より着工、建物完成は2019年4月を予定する。建築面積は2775m2、延べ床面積が1万3887m2。
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