Ni氏は、AIのように、常に変化し続けている分野は、FPGAにとってスイートスポットだと語る。
同氏は、「実際のアプリケーションでチップを使用した時に、性能が出ることも確認している」と強調する。「例えば、データセンターのような、遅延をあまり気にしないアプリケーションで使用した時には、ハイエンドGPUの2.5倍の演算性能を実現している。自動車など極めて低遅延が求められるアプリケーションでは、さらにFPGAの優位性が際立ち、ハイエンドGPUの8倍の演算性能が出ていることを確認している」(Ni氏)
Ni氏は、さまざまなAIアプリケーションでXilinxチップの採用が増えていると述べる。直近ではDaimler(ダイムラー)の車載インフォテインメントシステムや、ZFの自動運転向け制御ユニット「ProAI」に、Xilinxのチップが採用されることが発表されている。
デモでは、監視カメラやADAS(先進運転支援システム)向けに、エッジで推論するアプリケーションを展示した。
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