ドコモ、AI運行バスや製造業向けIoTサービスなどを展示 : ドローン活用やエッジAIも展示 (2/2 ページ)
ブースでは、「映像エッジAIソリューション」も参考出展した。
会場では、Cloudian(クラウディアン)が提供する「NVDIA Jetson TX2」を搭載したディープラーニング実行環境用小型エッジコンピューティングボックス「Cloudian AI Box(以下、AI Box)」を活用した、人物認識や行動分析、AIアプリケーションのリモート変更のデモが行われていた。カメラとAI Boxを接続し、カメラで撮影している映像について人物認識などを行った。
3つのAI Boxによって、それぞれ別のデモが行われた
AIアプリケーションのリモート変更は、クラウド上で、スマートフォンのアプリのように、簡単にアプリケーションソフトウェアのアンインストール/インストールを行うことができる。同じソフトウェアを、複数のAI Boxに同時にインストールすることなども可能だという。
左=アプリケーションは、クラウド上で管理を行う/中=配置Mapから特定のAI Boxの選択が可能/右=クリック操作で簡単にアプリケーションが変更できる(クリックで拡大)
NTTドコモは、同ソリューションについて、2019年度中の提供を目標に、開発を行っている。
その他、LMガイドなどを手掛けるTHKの製造業向けIoTサービス「OMNI edge」も展示した。OMNI edgeは、THKとNTTドコモ、シスコシステムズが共同で開発したもの。
左=「OMNI edge」の内容/右=LMガイドに取り付けられた振動センサー(クリックで拡大)
LMガイドに取り付けた振動センサーのデータを、NTTドコモの閉域ネットワークを介してTHKのクラウドに転送。クラウド上で解析して、故障予知などの診断を行う。振動データの解析には、THKが独自に開発したアルゴリズムが使われている。
センサーを外付けするので簡単にIoTを実現できる他、データの取得や送信は自動で行われることから、現場に負担をかけることなく短期間での導入も可能になっている。2019年2月より無償トライアルを半年間の期間で開始。トライアルは当初、50社限定としていたが「あまりにも引き合いが多いので、(トライアル枠の)拡大を検討中」(THKの説明担当者)という。
ソニーとドコモ、グアムで5G活用の実証実験
ソニーとNTTドコモは、グアム島の5G(第5世代移動通信)試験環境を利用して、コンセプトカートを遠隔操作する実証実験を共同で行うことで合意した。
NECとドコモ、5Gでセル間協調技術の検証実験へ
NECとNTTドコモは共同で、5G(第5世代移動通信)システムにおいて、安定した通信品質を実現するセル間協調技術の実証実験を始めた。
5Gガラスアンテナを搭載したクルマ、11Gbpsで通信
NTTドコモ(以下、ドコモ)は「第11回 カーエレクトロニクス技術展」(2019年1月16〜18日、東京ビッグサイト)で、車載向けの5G(第5世代移動通信)ガラスアンテナと、それを搭載したフロントガラスなどを展示した。対応周波数帯は28GHz。
5Gにおける「NB-IoT/LTE-M」の位置付け
「5G NR Phase 1(3GPP Release 15)」の標準仕様が完成し、5G(第5世代移動通信)はまた一つ、大きなマイルストーンに到達した。その中で、注目を集めているのが5GにおけるLPWA(Low Power Wide Area)、具体的には「NB-IoT」「LTE-M」の位置付けだ。
5Gの屋外実験で27Gbpsの大容量通信に成功
三菱電機とNTTドコモは、5G(第5世代移動通信)の屋外実験を行い、通信距離10mで27Gビット/秒、同100mで25Gビット/秒の大容量通信に成功した。
窓が基地局に、「ガラスアンテナ」を貼るだけ
NTTドコモとAGCは2018年11月7日、窓ガラスの室内側に貼り付けられる、電波の送受信が可能なガラスアンテナを共同開発したと発表した。両社は「世界初」とする。2019年上期より、LTEの周波数帯の基地局に同ガラスアンテナを展開していく予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.