中国の携帯電話機メーカーOPPOとキーサイト・テクノロジーは、楽天のイベント「Rakuten OPTIMISM 2019」(パシフィコ横浜/2019年7月31日〜8月3日)で、5G(第5世代移動通信)対応スマートフォンの実機を用いた5G通信のデモンストレーションを行った。
中国の携帯電話機メーカーOPPOとキーサイト・テクノロジー(以下、キーサイト)は、楽天のイベント「Rakuten OPTIMISM 2019」(パシフィコ横浜/2019年7月31日〜8月3日)で、5G(第5世代移動通信)対応スマートフォンの実機を用いた5G通信のデモンストレーションを行った。
使用していたのはOPPOが既に海外で販売している5G対応スマートフォン「OPPO Reno 5G」。免許の関係上、無線での通信を行うことはできないため、今回は、キーサイトの基地局シミュレーターと有線接続したうえ、電波を遮断するシールドボックス内に入れた状態でデモンストレーションを行っていた。
基地局シミュレーターは、キーサイトの「E7515B UXM 5Gワイヤレステストプラットフォーム」。基地局とスマートフォンそれぞれで4本のアンテナを使う「4×4 MIMO」での利用を想定し、基地局シミュレーターと端末は4本の同軸ケーブルで接続していた。
デモは、OPPOの端末が対応する3.4GHz帯(バンドN78)で実施しており、実際に、下り1.72Gビット/秒(bps)、上り17.22Mbpsという数値が安定して出ていることが確認できた。
楽天モバイルのサブ6GHz帯での通信は、理論値1.74Gbpsと想定しており、説明担当者は「市販の端末でも、このように理論値に近い数値が出るということが分かる」と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.