米Seagate Technologyの2024会計年度第2四半期(2023年10月〜12月期)の業績を報告する。
ハードディスク装置(HDD)の大手ベンダーである米Seagate Technology(以降はSeagateと表記)と米Western Digital(以降はWDと表記)が、四半期の業績を相次いで公表した。発表日(現地時間)はSeagateが2024年1月24日、WDが同年1月25日である。そこで今回と次回は、Seagate(今回)とWD(次回)の四半期業績を続けてご報告する。
Seagateの会計期間は7月から始まり、6月を決算月とする。1月24日に同社が発表したのは2023年10月〜12月期の四半期業績で、会計年度では「2024会計年度第2四半期(Q2FY24)」となる。
2024会計年度第2四半期(2023年10月〜12月期)の売上高は前四半期(前期)比6.9%増、前年同期比17.6%減の15億5500万米ドルである。前期比は8四半期振りに上昇に転じた。前年同期比は7四半期連続の減少となった。
概況としては、クラウド向けニアラインHDDの需要が増加したことが、前期比の売上増に寄与した。コスト削減への要求は厳しいものの、市況は回復の兆しが見られるとする。
営業損益にはNon-GAAPベースとGAAPベースがある。今期はいずれも黒字だった。Non-GAAPベースの営業利益は1億2700万米ドル、GAAPベースの営業利益は1億2400万米ドルである。前四半期(前期)はNon-GAAPベースが黒字で営業利益は4000万米ドル、GAAPベースは赤字で営業損失は1億2900万米ドルだった。
粗利益率はNon-GAAPベースが23.6%、GAAPベースが23.3%である。前期と比べてそれぞれ3.8ポイント増、13.1ポイント増と上昇した。
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