世界半導体市場規模、24年9月も過去最高を更新：SIA発表

米国半導体工業会によると、2024年9月の世界半導体売上高は前年同月比23.2％増の553億米ドルとなり、過去最高を更新したという。

[永山準，EE Times Japan]

　米国半導体工業会（SIA：Semiconductor Industry Association）は2024年11月5日（米国時間）、2024年9月の世界半導体売上高が前年同月比23.2％増の553億米ドルとなり、過去最高を更新したと発表した。

世界半導体市場の推移［クリックで拡大］ 出所：SIA（データ元：WSTS）

　2024年9月の世界半導体売上高は、前月比でも4.1％増となった。また、2024年第3四半期（7〜9月）の世界半導体売上高は1660億米ドルで、前年同期比23.3％増、前四半期比10.7％増となった。SIAの社長兼CEO（最高経営責任者）であるJohn Neuffer氏は、「世界半導体売上高は2024年第3四半期も成長を続け、前四半期比では2016年以来最大の伸び率となった。9月の売上高は米州の前年同月比46.3％増にけん引され、市場最高の月次売上高となった」とコメントしている。

　2024年9月の世界半導体市場を地域別でみると米州が前年同月比43.9％増、中国が同22.9％増、アジア太平洋／その他が同18.4％増、日本が同7.7％増と成長した一方、欧州は同8.2％減となった。前月比では米州が4.1％増、日本が5.3％増、アジア太平洋／その他が4.5％増、欧州が4.0％増、中国が3.6％増と全ての地域でプラス成長となった。