Seagate Technology(以下、Seagate)の日本法人である日本シーゲイトは記者説明会を開催し、次世代ストレージプラットフォーム「Mozaic4+」の紹介およびSeagateのロードマップを紹介した。HAMRベースのMozaicで、2032年に1台当たり100TBの容量実現を目指すという。
Seagate Technology(以下、Seagate)の日本法人である日本シーゲイトは2026年3月13日、記者説明会を開催し、次世代ストレージプラットフォーム「Mozaic4+」の紹介およびSeagateのロードマップを紹介した。
Mozaic4+は、熱アシスト磁気記録(HAMR)をベースにしたSeagateのストレージプラットフォームだ。ディスク1枚当たり4TB(テラバイト)超の記録密度を実現していて、HDD 1台当たり最大44TBの容量をサポートする。2026年3月4日には、同プラットフォームが2社の主要ハイパースケールクラウドプロバイダーの認証を取得し、本番運用を開始したと発表していた。
日本シーゲイト代表取締役社長の新妻太氏によると、全世界のデータ生成量は年々増加傾向にあり、2029年には527ZB(ゼタバイト)に達する見込みだという。また2030年までに約1万5000のデータセンターが稼働する見込みで、その多くは従来のデータセンターの約10倍の規模にあたる、100〜300MW(メガワット)規模の大型施設だとする。
大規模クラウドデータセンターのデータの約87%はHDDに保存されていて、データ容量は年平均成長率(CAGR)約20%台で増加する見込みだ。新妻氏は「大規模データストレージの主役は依然としてHDDになるだろう。そこでSeagateは、HDDの台数を増やすのではなく、1台当たりの容量を増やす戦略をとる」と語る。
前世代のMozaic3+は、ディスク1枚当たり3TB、HDD 1台当たり30TBの容量をサポートする。これをMozaic4+に置き換えた場合、データセンターのユニット数やラック専有面積、消費電力などを削減し、約47%の効率向上につながるという。
「AIの進化によって、データはデジタル経済において、最も価値のある資産になりつつある。顧客はデータの増加の制限をなくし、長期的な資産にしていくために、AIインフラをどのように拡大するかを最重要課題に挙げている。その重要な要素がストレージだ。Seagateは、データが持続可能な形で拡大していくための基盤を構築する」(新妻氏)
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