開所式には経済産業大臣の赤澤亮正氏、北海道知事の鈴木直道氏、千歳市市長の横田隆一氏も参加し、祝辞を送った。
赤澤氏は「半導体はDX(Digital Transformation)、JX(Japan Transformation)の実現や経済安全保障の観点から極めて重要な戦略物資だ。そして高市政権の掲げる『危機管理投資、成長投資を通じた強い経済の実現』の肝は産業分野におけるAX(AI Transformation)であり、その実現にはRapidusが開発する2nm次世代半導体が不可欠だ」と語る。
赤澤氏は「(Rapidusは)自身にとっても関心の高いプロジェクト」だとし、2024年12月には、当時の石破政権下で経済産業大臣に就任して間もない時期にRapidusを視察したという。「私の父はエンジニアで、エンジニアには物事を成すときの独特の雰囲気がある。(Rapidus創設メンバーの)“12人の侍”にもそれがあり、成功の確信を深めることができた。自分の人生で、これだけやりがいがあるチャレンジをできるとは思わなかった」
Rapidusは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、「日米連携に基づく2nm世代半導体の集積化技術と短TAT製造技術の研究開発」および「2nm世代半導体のチップレットパッケージ設計・製造技術開発」で採択を受けている。赤澤氏は、2026年3月に外部有識者による技術開発に関する審査を行い、十分に進捗していると判断されたことを受け、2026年度の計画、予算を承認したことを明かした。
2026年度の追加予算額は前工程で5141億円、後工程で1174億円の計6315億円。政府からRapidusへの研究開発支援額は総額2兆3540億円になる。
「Rapidusプロジェクトは政府が進める成長投資の要となるもので、国益のために必ず成功させなければならない。トランプ関税も中東情勢も乗り越えねばならないが、本当の戦いはここにある。豊かな日本をこれからも続けていくために、絶対に必要なものだと思っている。経済産業省としても、引き続きスピード感を持って取り組む覚悟だ」(赤澤氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング