デンソーは中期経営計画説明会「DENSO DIALOG DAY 2026」で、新たな中期経営計画「CORE 2030」の策定を発表した。3本の柱を成長戦略に、2030年の売上高8兆円以上、営業利益10%以上を目指す。
デンソーは2026年3月31日、中期経営計画説明会「DENSO DIALOG DAY 2026」を開催し、2030年に向けた新たな中期経営計画「CORE 2030」の策定を発表した。
デンソーは2020年度から2025年度にかけて「2025年中期方針」を実施してきた。同社代表取締役社長の林新之助氏は「モビリティ領域では電動自動車(EV)の航続距離や走行性の向上、高信頼な先進運転支援システム(ADAS)製品で顧客の価値向上に貢献してきた。モビリティ領域で培った技術を活用し、ファクトリーオートメーション(FA)や農業などの新領域で人手不足解消、生産性の向上に貢献した」と振り返る。
こうした取り組みの結果、2025年度の売上高は当初目標(7兆円)を上回る7兆4000億円に達する見込みだという。一方、将来のためのリソーセス投入や品質費用の継続などで、営業利益率は7.2%と当初目標(10%)に届かない見込みなため、今後はリソーセス投入とともに付加価値向上を目指し、収益性を高めるとした。
林氏は「社会課題の深刻化や世界の多極化・多様化、人の価値観の変化などで、社会は構造的な変化を迎えている。このような時代において顧客価値を高め続けるための道しるべとして、CORE 2030を策定した。基盤技術を進化させてモビリティ領域の価値向上に取り組み、そこで培った技術や知見を新たな領域へと拡大していく」と語る。
「CORE 2030では『商品づくりの強化』『モノづくりの革新』『人づくり・パートナー共創』を成長戦略における3本の柱として掲げる。実現のため研究開発や設備投資など計6兆6000億円を投資し、2030年の売上高8兆円以上、営業利益10%以上を目指す」(林氏)
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