村田製作所は2025年度通期の決算説明会を開催した。売上高は前年比5.0%増で過去最高となる1兆8309億円、営業利益は同0.8%増の2818億円で、営業利益率は15.4%だった。売上高はサーバ向けを中心に幅広い用途でコンデンサーが増加した。2026年度はコンデンサーと電源モジュールでデータセンター需要への対応を目指す。
村田製作所は2026年4月30日、2025年度通期の決算説明会を開催した。売上高は前年比5.0%増で過去最高となる1兆8309億円、営業利益は同0.8%増の2818億円で、営業利益率は15.4%だった。
売上高はスマートフォン向けで高周波モジュールや樹脂多層基板が減少したものの、サーバ向けを中心に幅広い用途でコンデンサーが増加し、増収となった。営業利益は製品価格の値下がりや固定費の増加、のれんの減損を含む一時費用の増加があったものの、生産高増加に伴う操業度益やコストダウンにより増益となったという。
村田製作所は2025年度、重点課題として「高周波領域における差異化技術の追求/シェア拡大」「電池事業の安定的な収益貢献/電力貯蔵システム(ESS)市場での価値提供」「電源事業のAIサーバ向け需要獲得」に取り組むとしていた。
これについて、村田製作所 社長の中島規巨氏は「高周波領域では、米国を中心としたハイエンド端末の来期モデルで一定のシェアを獲得できた。一方で、表面派フィルター製品は非常に厳しい環境の中で巨額ののれん減損を実施した」「電池事業では、計画通り黒字化を達成できた。次なるターゲットであるBBU(Battery Backup Unit)市場やESS市場に向けたオリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池やタブレス電池も準備が進んでいて、2026年度内にはサンプル出荷を開始できるだろう」「電源事業では、ハイパースケーラー向けのセカンダリーモジュールで受注を獲得したものの、量産直前でファームウェアに不具合が見つかり、焼き直しが必要になった」と振り返った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング