そして2026年(令和8年)3月の閣議決定が見込まれる「第7期科学技術・イノベーション基本計画」(2026年度〜2030年度)では、第6期で明確になった課題に対処すべく、「研究力の再生」と「多様な人材の活躍」、「イノベーション創出力強化」、「経済安全保障との連携」の4本柱を打ち出す方向が示されている。なお実装技術ロードマップ本体の締め切りには間に合わなかったが、閣議決定された「第7期」の基本計画には、「知の基盤としての「科学の再興」」と「技術領域の戦略的重点化」、「科学技術と国家安全保障との有機的連携」、「産学官を結節するイノベーション・エコシステムの高度化」、「戦略的科学技術外交の推進」、「推進体制・ガバナンスの改革」の6つの柱が盛り込まれた(参考)。
また「科学技術・イノベーション基本計画」を補完するため、年度ごとの重点戦略(施策や強化などの具体化)となる「統合イノベーション戦略」を政府は毎年策定してきた。2025年6月6日に閣議決定された「統合イノベーション戦略2025」は、第6期の科学技術・イノベーション基本計画の最終年と第7期の開始年を意識しており、第6期の「仕上げ」と第7期への「接続」の2つの役割を担った。
第6期の「仕上げ」としては、「先端科学技術の戦略的な推進」「知の基盤(研究力)と人材育成の強化」「イノベーション・エコシステムの形成」の3つの取り組みを加速する。第7期への「接続」としては、「経済安全保障との連携強化」「研究力の強化、人材の育成・確保」「イノベーション力の向上」の取り組みを推進する。
(次回に続く)
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