Gupta氏は、NVIDIAの技術を活用して生産性を高めた例も紹介した。「Solido Characterization Suite」を用いてライブラリの特性評価を行ったところ、ワークフローを10倍高速化し、トークンコストを5分の1に削減できたという。
ライブラリの特性評価ツールである「Solido Characterization Suite」とNVIDIAのAI関連技術を組み合わせた場合の、自己検証型AIエージェントの設計フロー。図版上部にプロンプトが記述されている(図版の赤枠部分。枠は編集部が追加)。「私はもう寝るから、質問には答えられない。問題があれば自分で解決するように」とも書かれている[クリックで拡大] 出所:Siemens EDAFuse EDA AI Agentを検証まで拡張したSiemens EDA。Gupta氏は、今後人間のエンジニアはどうあるべきか、何をなすべきかという質問に対し「よりアーキテクチャの設計に時間をかけられるようになるだろう」と話す。「半導体設計者はこれまで、作業時間の40〜60%をイタレーションに費やしてきた。ここをAIに任せることで、半導体の性能や競争力に直結するアーキテクチャの設計に、より注力できるようになる」(同氏)
シーメンスEDAジャパンの代表取締役社長を務める土田由紀夫氏は「EDAツールへのAI導入は、われわれが進んでいると自負している。半導体の設計だけでなく検証にもAIを活用する時代が本格的に到来しつつあるが、特にRTL(Resister Transfer Level)の検証が非常に難しいので、ここの生産性と信頼性をどう向上させていくかが、今後の鍵になるだろう」と語った。
「半導体はAIが設計、人間は監督に」 次世代EDAへの取り組み
NVIDIAがSynopsysに20億ドル投資 EDAツールに何をもたらすのか
AIで半導体設計時間を半減 Rapidusの2nm向け支援ツール
「Renesas 365」がついに始動 「不可能だった規模」の検証、数分で
アドバンテストがシーメンスのサーバ技術採用Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング