中国の自動車メーカーであるBYD社はドイツDaimler社と合弁で、中国で電気自動車を開発する会社「Shenzhen BYD Daimler New Technology社」を設立すると発表した。
BYD社とDaimler社は、この新会社に合計6億人民元(およそ8790万米ドル)を投資する。この資金はそのまま新会社の資本金となる。BYD社とDaimler社は、新型車の販売に向けて新ブランドを設立し、共同所有するという。
Daimler社は最近、電気自動車「smart fortwo」を発表している。さらにMercedes Benz社からも2010年中に、燃料電池車「BクラスF-Cell」と電気自動車「AクラスE-Cell」の2車種を新たに発表する予定だ。
BYD社は、中国国内で最も急速に成長している自動車メーカーだ。同社は2008年に、ハイブリッド電気自動車「F3DM」を発表しており、2010年には一般消費者への販売を開始している。
また同社は最近、電気自動車「e6」も発表している。このe6で中国ではじめてタクシー事業の実用化を果たした自動車メーカーとして、確固たる地位を確立している。
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