JP日本郵便は2009年7月に保有車両を順次、電気自動車やハイブリッド自動車へと入れ替えていく方針を打ち出している。現在までにゼロスポーツから改造電気自動車を3台、三菱自動車工業の「i-MiEV」と富士重工業の「プラグイン ステラ」をそれぞれ20台調達している。
日本郵政グループのJP日本郵便(郵便事業株式会社)は、郵便集配用車両として、ゼロスポーツから改造電気自動車を約1000台調達することを明らかにした。「これほどの規模で電気自動車を調達した例は世界でも見あたらない」(ゼロスポーツ)という。
JP日本郵便は2009年7月に保有車両を順次、電気自動車やハイブリッド自動車へと入れ替えていく方針を打ち出している。現在までにゼロスポーツから改造電気自動車を3台、三菱自動車工業の「i-MiEV」と富士重工業の「プラグイン ステラ」をそれぞれ20台調達している。
今回、2010年度中にゼロスポーツから改造電気自動車を30台調達し、その後、2011年度に約1000台を追加することが決まった。なお、JP日本郵便は集配用車両を約2万2000台保有する。
ゼロスポーツが納入する車両(図1)は、他社製のガソリン車のエンジンや燃料タンクを取り外し、替わりにリチウムイオン二次電池やインバーター、モーターを取り付けたもの。愛知県内の工場で順次改造する。
今回納入する改造電気自動車は、8時間充電後に160km以上走行する(10・15モード時)。これは三菱自動車のi-MiEVとほぼ同等の走行距離である。
納入価格は非公開だが、競合する大手メーカーと同程度の価格で契約したという。なお、リチウムイオン二次電池が交換式かどうかという点については明言を避けた。
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