EDAツールとIPコアのベンダーであるシノプシスと、FPGAベンダーのザイリンクスは、SoC(System on Chip)開発時のプロトタイピングプラットフォームとしてFPGAを活用するための実践的なガイドラインをまとめた指南書「FPGA-Based Prototyping Methodology Manual(FPMM)」を発行した。
EDAツールとIPコアのベンダーであるシノプシスと、FPGAベンダーのザイリンクスは、SoC(System on Chip)開発時のプロトタイピングプラットフォームとしてFPGAを活用するための実践的なガイドラインをまとめた指南書「FPGA-Based Prototyping Methodology Manual(FPMM)」を発行した。2011年3月2日(米国時間)に両社が共同で発表した。
2社によると、FPMMには、テキサス・インスツルメンツやSTマイクロエレクトロニクス、フリースケール・セミコンダクタ、NVIDIAなどの複数のSoCベンダーの開発チームが、それぞれ培った設計と検証の優れた専門知識を提供している。これら各社の開発チームは、複雑なASICやSoCの開発期間短縮を狙ってFPGAベースのプロトタイピングを活用してきた実績があると言う。
シノプシスとザイリンクスは、FPMMについて、「プロトタイピングで直面する課題やメリットを明確化し、SoCデザインをFPGAに実装するためのノウハウや、最終的にプロトタイプをソフトウェア早期開発やシステムバリデーションに活用する手法についても解説するなど、FPGAベースのプロトタイピングで必要になるあらゆる技術情報を網羅している」と述べている。FPMMの執筆は、シノプシスのDoug Amos氏とRene Richter氏、ザイリンクスのAustin Lesea氏が共同で担当した。
シノプシスのウェブサイトでは、FPMMに関するさらに詳しい情報が公開されている。Amazon.comでの購入方法や、無償の電子ブック版のダウンロード方法についても説明がある。
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