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DDR3で3600MHz、Kingstonのメモリがオーバークロックで「世界新記録」メモリ/ストレージ技術

液体窒素を用いてメモリモジュールを−196℃まで冷却し、CASレイテンシが10クロック(CL10)の品種で3600MHzを達成した。「CL9」では3479MHz、「CL8」では3275MHzを記録しており、Kingstonによればいずれも「世界新記録だ」という。

» 2011年12月14日 16時25分 公開
[EE Times Japan]

 DRAMモジュール大手メーカーのKingston Technologyは2011年12月14日、ルーマニアのオーバークロックチーム「Lab501」がオーバークロックのライブイベントで、同社のデュアルチャネルメモリキット「Kingston HyperX 2544MHz」(製品型番はKHX2544C9D3T1FK2/2GX)を使って3つの世界新記録を達成したと発表した。

 同社によると、この新記録は、世界的に有名なオーバークロックチーム「Lab501」に所属する3名のルーマニア人が2011年12月3日に達成した。同記録は、ルーマニアのブカレストにあるeMAGショールームで開催されたオーバークロックイベントにおいて、約100名の「オーバークロッカー」および2つの地方テレビ放送局の立会いの下に達成されたという。

 このオーバークロックチームは、液体窒素を用いてメモリモジュールを−196℃まで冷却した。3つの新記録の中でも最も周波数の高い記録はCASレイテンシが10クロック(CL10)の品種の3600MHzで、「DDR3メモリを使ったメモリの周波数では史上最高」(同社)だという。さらに「CL9」品で3479MHz、「CL8」品で3275MHzと、いずれも「世界記録」(同社)を達成した。

図1 今回のライブイベントの様子 液体窒素でDRAMモジュールを−196℃まで冷却した(クリックで拡大)。写真出典:Kingston Technology EMEA

 今回の3つの新記録に関する詳細情報は以下のWebサイトから入手できる。

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