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Google Glassを分解製品解剖(1/3 ページ)

スマートグラスの中で最も実用化が近いといわれる「Google Glass」。スマートグラス市場の火付け役になると期待されている。現在は、開発者向けにβ版が提供されている。では、このβ版のGoogle Glassの中身はどうなっているのだろうか。

» 2013年09月02日 11時45分 公開
[Scott Torborg/Star Simpson,EDN]

 Googleの最新ガジェット「Google Glass」を、いまさら詳しく説明する必要はないだろう。2012年4月に世間にお披露目されて以来、このヘッドマウント型のAndroid搭載コンピュータは常に注目を集めてきた。

 スマートグラス市場は今後5年間で急速に拡大するとみられている。英国の調査会社であるIMS Researchによると、2012年から2016年の出荷数が約1000万台になる可能性があるという。

 現在、Googleは、限られた一般ユーザー向けにGoogle Glassのβ版を提供している。幸運なことに編集部も、このβ版を入手することができた。β版は、チャコール、タンジェリン、シェール、コットン、スカイという色のバリエーションの中から、好みの色のモデルを選ぶことができる。

(クリックで拡大)

ハードウェアの分解

 分解する際は、

  • 強い溶剤でしかはがせないエポキシ樹脂でコーティングされていたら、どうするか?
  • バッテリはどこに搭載されているのか?
  • センサーはどこにあるのか?
  • そもそも、Google Glassは分解しやすいのか?

など、さまざまな思いが頭をかけ巡った。

 だが、まず考えなければならないのは、「どこから開けるか」だ。取りあえずは、ノープランで、Google Glass全体を支えているチタン製のフレームを取り外すことから始めた。

注意:以下に記載する分解は専門的で、成功させるには精密な作業が必要である。そうは言っても、民生機器の分解に慣れた人が注意深く作業すれば、分解中に誤って部品を傷つけてしまう危険性はそれほどない。われわれはGoogle Glassを分解した後に、再び組み立てることができた。組み立てたGoogle Glassは、見た目に多少ダメージがあるものの、問題なく動作している。

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