SEMIは2014年12月2日、2015年の世界半導体製造装置(新品)販売額が過去最高となる437.6億米ドルになるとの予測を発表した。
SEMIは2014年12月2日、2015年の世界半導体製造装置(新品)販売額が過去最高となる437.6億米ドルになるとの予測を発表した。2014年7月時点の予測よりも約11億米ドル上方修正した予測となっている。
2015年の世界半導体製造装置(新品)販売額予測は、SEMIが主催する展示会「SEMICON Japan 2014」(会場:東京ビッグサイト/会期:2014年12月3〜5日)の前日会見で公表した。
SEMI 国際副社長を務めるJonathan Davis氏は同会見で、「半導体デバイス市場規模は、2013年に3000億米ドルの大台を突破し、2014年も成長傾向を維持した。近年、急成長してきたタブレット端末向けデバイスこそ、2014年は需要が減少したが、逆に近年、厳しかったPC向けデバイスは、企業のWindows XP搭載PCの更新需要などもあり好調で、サーバ向けデバイスとともに成長した。メモリもDRAMが好調だった他、NAND型フラッシュメモリも下期に入り需要が増している」と2014年の半導体デバイス市場が総じて好調だったと指摘。その上で、「メモリなどの需要拡大傾向は2015年も続き、デバイスメーカーの投資は拡大する」との見通しを示し「デバイスメーカーの投資計画などに基づき、2015年の世界半導体製造装置の販売額は2014年比で15.2%増となる437.6億米ドルに達する見込み」と説明した。
437.6億米ドルという市場規模は、2000年に記録した約477億米ドルに次ぐ過去2番目の規模に相当する。
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