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汎用Wi-SUNモジュール、ロームがインターネットで販売開始無線通信技術 Wi-SUN

ロームは、国際無線通信規格「Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)」に準拠した汎用無線通信モジュール「BP35A1」について、インターネット販売を開始した。販売ネット商社3社のウェブサイトより購入することができる。

» 2015年01月07日 12時00分 公開
[EE Times Japan]

 ロームは2015年1月、国際無線通信規格「Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)」に準拠した汎用無線通信モジュール「BP35A1」について、インターネット販売を開始した。販売ネット商社3社のウェブサイトより購入することができる。ロームのホームページ上には、関連するドキュメント類やファームウェアも用意されている。

 BP35A1は、グループ会社ラピスセミコンダクタ製の無線通信LSI「ML7396B」を搭載したWi-SUNモジュールで、2014年4月よりサンプル出荷を行ってきた。すでに月産3万個規模の量産体制を構築したことと、応用システムの開発に必要となるハードウェア仕様書やコマンドリファレンスマニュアル、スタータガイド、ファームウェアなどを提供できる体制が整ったことから、2015年1月よりインターネット販売に踏み切った。

Wi-SUN規格に準拠した汎用無線通信モジュール「BP35A1」の外観

 BP35A1などのインターネット販売を開始するのは、アールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社。これらのウェブサイト上からBP35A1の他、アダプタボード「BP35A7」やアダプタボード用留め具「BP35A7-accessories」、マザーボード「BP359C」を購入することができる。

 BP35A1は、32ビットマイクロコントローラを搭載し、HEMS(Hone Energy Management System)に適したWi-SUN対応のファームウェアを実装している。日本国内の特定小電力無線(920MHz帯)の電波法認証も取得済みである。アンテナを内蔵したオールインワンモジュールのため、高周波回路に関する十分な知識や設計の経験が少ない技術者でも、無線機能を容易に導入することができるという。

 Wi-SUNは、無線LAN(Wi-Fi)に比べて、「消費電力が小さい」、「通信距離が長い」という特長があり、スマートメータや交通インフラなどスマートコミュニティの他、M2M(Machine to Machine)やIoT(Internet of Things)市場で注目されている次世代無線通信規格である。

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