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» 2015年09月17日 10時30分 公開

日本で得た知見を世界へ、5Gでもけん引役を狙うエリクソン・ジャパン 社長 Mikael Eriksson氏、野崎哲氏(2/4 ページ)

[村尾麻悠子,EE Times Japan]

際立つ日本市場の重要性

EE Times Japan(EETJ) スウェーデンのEricsson本社にとって、エリクソン・ジャパンはどのような位置付けなのでしょうか。また、Ericssonは日本市場をどのように見ているのでしょうか。

野崎哲氏 日本は、Ericssonが扱う地域の中では「北東アジア」に含まれています。同地域では、直近では、中国でLTEを大規模に展開していることもあり、中国での販売台数が伸びています。では「日本が(市場規模や売上高の点で)小さいのか」と言えば決してそうではありません。売上高は各国の顧客がどのようなサイクルで設備投資をしているかにも依存します。日本が北東アジアの中で最も売上高が高かった時期もありました。

photo 野崎哲氏

 Ericssonにとって日本市場には、重要な要素がいくつかあります。1つ目は技術の先進性が重要視される市場だということです。3Gの商用化は日本が最初に開始しましたし、LTEについても北米や韓国と並んで、日本は先進的な取り組みをしています。5Gも、2020年の東京オリンピックに向けて商用化に積極的ですし、日本は技術で世界をリードする市場だとEricssonは認識しています。

 もう1つは、日本は、品質への要求が、他の地域とは桁違いに厳しいということです。Ericssonとしては、日本の顧客に満足してもらえる品質を提供できれば、世界のどこでも怖くはない。そう思っています。こうした要素から、Ericssonにとって日本市場の重要性は際立っていると考えています。

EETJ 品質というのは、“つながりやすさ”ということでしょうか。

野崎氏 そうです。海外ではエレベーター内や地下では電波がつながらないのが普通ですが、日本ではどこでもつながるブロードバンドが期待されています。さらに、日本ではネットワークは社会インフラとしての位置付けが高いため、ネットワーク障害などに対してとても敏感です。ですから、接続性を確保するテクノロジー面だけではなくて、運用やサポートの水準も高い市場だと思っています。

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