「これまでは秋葉原の電子部品ショップなど、主に“B to C”の販売チャネルを通じて拡販し、そこから、ターゲットにする中小規模メーカーとのビジネスを開拓し、“B to B”の売り上げを徐々に増やしつつある状況だ。2016年度には年間1.5〜2億円規模の売上高を見込み、4〜5年後には売上高10億円、そして将来的には100億円規模の企業へと成長させたい」とする。
事業強化策としては、「まずは、これまで国内に絞っていた事業領域を海外へと拡大させる」(モノワイヤレス副社長 奥村成吾氏)という。ネット通販サイトを通じ、海外販路を確立する方針で、「2016年前半には、英語対応のWebサイトやTWE-Liteユーザー同士が交流するコミュニティーサイトを立ち上げ、グローバルなサポートを提供する予定」とする。さらに、1〜2年後をメドに「これまで以上に、簡単にIoTデバイスを構築できる“プラットフォーム”を開発し、展開する」(奥村氏)という。
齋藤氏は「TWE-Liteとともにソフトウェアを提供することで、より簡単に無線対応を実現できる環境を構築してきたが、まだまだ、無線や回路を知らないユーザーが簡単に使えるという領域ではない。現在、開発している“プラットフォーム”は、特定用途での要件をほぼ満たす完成されたハードウェア、ソフトウェアで構成する“ターンキー型無線ソリューション”。将来的には、こうした“用途特化型のプラットフォーム”を多数そろえることで、事業規模を拡大させていく方針だ」としている。
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