特に、充実するのが、車載向け半導体だ。世界車載向け半導体シェア*)で第4位、第5位の2社が統合した形で、その合計シェアは従来首位だったルネサス エレクトロニクスを3ポイント以上も上回る13%超に及ぶ。シェア5〜10%の範囲で多くの企業がひしめく車載半導体市場にあって「断トツの首位」とし、「一気通貫で車載向け半導体ソリューションの全てを提供できる用意がある」と強調。製品のカバー範囲が広いだけでなく、インフォテインメント、車載ネットワーキング、ボディ、セーフティ、セキュアなカーアクセスという5つの領域でシェア首位である点もアピールした。
*)参考:IHSによる2014年車載半導体サプライヤーランキング[関連記事:2014年 車載半導体シェア、ルネサスが首位を維持]
「重複がなく、すぐに“1+1=2”になる」という今回の統合は、車載分野以外にも注力する「セキュア分野」「IoT分野」でも、製品ポートフォリオが強化され、競争力が増したとする。IoTでは、「エッジデバイスからクラウドまでのネットワークに対し、あらゆる技術を持ち、強力なポートフォリオで世の中に貢献していける」とした。
既に日本国内での事業体制は、NXPセミコンダクターズ ジャパン1社体制へと移行し、「すぐにクロスセルを実施できるよう着手済みだ」とする。国内販売体制については、旧NXP、旧Freescaleの販売代理店体制をそのまま引き継ぎ、「今のところ、何か変更する予定はない」とした。生産体制なども「従来、それぞれが最適化してきており、統合に伴って再編するようなことはない」と明言した。
「今後はクロスセルを進めながら、(旧NXP、旧Freescaleの技術などを組み合わせた)ソリューションを開発していく。ソリューション開発は、NXP単独で行うことは不可能であり、旧NXP、旧Freescaleがそれぞれ構築してきたパートナーとの強力なエコシステムを統合して実施していく」とした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.