ジャパンディスプレイが、2025年3月まで車載用液晶パネルを製造していた同社の鳥取工場(鳥取市)を売却すると発表した。売却先は同市の不動産賃貸会社の八幡東栄エステートで、売却額は非公開。
ジャパンディスプレイ(以下、JDI)は2026年3月31日、同社の鳥取工場(鳥取市)を同市の不動産賃貸会社の八幡東栄エステートに売却すると発表した。売却額は非公開。JDIが鳥取工場において行っている車載用ディスプレイ関連の開発/設計などについては、同市内に新たに拠点を設置して継続するとしている。
鳥取工場では以前、アモルファスシリコン(a-Si)技術に対応した第4世代(ガラス基板のサイズ680mm×880mm)の液晶パネル生産ラインで車載用製品の製造を行っていた。しかし、競争力強化と収益力改善のための構造改革を進める中で、2025年3月に生産を終了。以降は車載用ディスプレイ関連業務を担う拠点として運営してきた。
JDIはその後の構造改革の進展を踏まえ、事業規模に見合った適切な資産効率の観点から同工場の活用について検討を進め、今回、八幡東栄エステートに工場を譲渡することで合意したという。
JDIは鳥取工場の土地、建物および付帯設備などの資産を、2026年9月30日に譲渡する予定だ。譲渡価格については「譲渡先の意向により開示を控えるが、市場価格を反映した適正な価額での譲渡だ」と説明。なお帳簿価格は2026年2月末現在で5億3000万円としている。
今回の取引がJDIの業績に与える影響については「2027年3月期において、鳥取工場の譲渡価額と物件引渡時の帳簿価額との差額を、譲渡損益として特別損益に計上する見込みだ。本譲渡が当社連結業績に与える影響は軽微と見込んでいるが、開示すべき事項が生じた場合は速やかに公表する」としている。
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