NXP Semiconductorsの日本法人は2015年12月9日、Freescale Semiconductorの買収、統合後の事業戦略に関する説明会を実施した。
NXP Semiconductorsの日本法人は2015年12月9日、同年12月7日(米国時間)に実施したFreescale Semiconductorの買収、統合*)に関するメディア向け説明会を都内で開催した。
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日本法人NXPセミコンダクターズ ジャパンの社長を務める原島弘明氏は、「旧Freescale、旧NXPで事業の重複は一切なく、(互いの製品を互いに売る)クロスセリングですぐに“1+1=2”になり、2+αも見込める。その後、ソリューション開発を行いさらに+αを上積みして、将来的には1+1を“4”にする」と新生NXPとしての目標を口にした。
新生NXPの売り上げ規模は、約46億米ドルのFreescaleの統合で、100億米ドルを突破する公算。メモリを除いた半導体市場で、Intel、Samsung Electronics、Texas Instrumentsに次ぐ、業界第4位のメーカーとなった。
その新生NXPの最大の強みは「競争力のある強力な製品ポートフォリオ」(原島氏)だ。
「以前から、NXPは『Secure Connections for a Smart World』(よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクション)というコンセプトを掲げ、このコンセプトを実現するための事業を展開してきた。今回、Freescaleの統合により、このコンセプトに必要でデバイス・技術は全てそろった」と言い切った。
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