サンディスク(Sandisk)は、厚さ1.5mmの1Tバイト M.2 SSD(Solid State Drive)「SanDisk X400 SSD」を開発したと発表した。「厚さ1.5mmは世界最薄」(同社)という。
サンディスク(SanDisk)は2016年1月7日、厚さ1.5mmの1Tバイト(TB) M.2 SSD(Solid State Drive)「SanDisk X400 SSD」(X400)を開発したと発表した。同製品は、SATA M.2フォームファクターにおいて、片面実装で1TBの容量を「世界最薄」(同社)で実現している。デジタルサイネージやネットワーク機器、POS(Point of sale system)、企業用PCなどの高い信頼性が求められる企業システムに向いているという。
X400の容量は、128GB/256GB/512GB/1TBを展開。2.5インチ(7mm)のケース入りとM.2 2280のフォームファクターで既にサンプル出荷を開始している。
X400は、サンディスク独自の「nCache 2.0テクノロジー」と「DataGuardテクノロジー」に加え、エラー訂正メカニズムを実装することで信頼性と耐久性の向上を実現。256GBのX400では、1日当たり約40GBの負荷で5年以上動作することを確認している。
また、サンディスク第6世代となる「X3テクノロジー」をベースとし、2.5インチの5400 PRM SATA HDD(Hard Disk Drive)と比較して90%の省電力化を達成したという。AES 256ビット暗号化技術やTCG Opal 2.0に対応するデータ保護機能も搭載した。
サンディスクのクライアントストレージソリューション担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるタルン・ルンバ氏は、リリース上で「OEM顧客はX400により、エンドユーザーが期待する卓越した信頼性と高速な起動および、アプリケーションの読み込み可能な新しい製品の構築をすることができるようになる」と語る。
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