日本ケミコンは、2016年3月2〜4日に東京ビッグサイトで開催されている「二次電池展」で、電気二重層キャパシターを用いた自動販売機「エネレンジャー」を展示した。災害や非常時に停電になっても、手回し自家発電を回すことで電気を作り、いつでも飲み物を取り出すことができるという。
2016年3月11日、東日本大震災から5年を迎える――。発生当時、東京都をはじめ多くの地域で水の買い占めが相次いだことを連日耳にした。買い占め問題に関する注意喚起も多くされていたが、同じような災害が自分の身に起こり、社会のインフラが止まってしまいそうなとき、私たちは冷静な行動をとれるのだろうか。
そんなときに私たちの手助けをしてくれるかもしれない自動販売機が「エネレンジャー」である。エネレンジャーは、災害や非常時に停電になったとしても、手回し自家発電機を回すことで電気を作り、いつでも飲み物を取り出すことができるという。
2016年3月2〜4日に東京ビッグサイトで開催されている「二次電池展」の日本ケミコンブースでは、エネレンジャーの実物が展示された。エネレンジャーの蓄電装置には、同社の電気二重層キャパシターが用いられている。展示では、エネレンジャーのデモを見ることができたので、飲み物を取り出すまでの様子を写真で紹介する。
手回しユニットを回し始める。
回す!
とにかく回すっ!!!
意を決して、ボタンを押すと……
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