また、CXD5602を活用したプラットフォームはウェアラブル端末以外にも展開していく。仲野氏が所属するIoTビジネス部は、アルティア セミコンダクターと連携したIoTビジネスを推進していくため、2016年5月1日に新しく設立された。ウェアラブル端末向け以外にも、Machine to Machine(M2M)の領域などに対応していくという。
IoE向けの超低消費電力無線チップ
今回はセッション24〜26を紹介する。「ワイヤレス通信」がテーマとなっているセッション24では、IoE(Internet of Everything)向けの低消費電力無線チップの発表が相次ぐ。ソニーとソニーLSIデザインが開発した、消費電力が1.5mW〜2.3mWと低いGNSS(全地球航法衛星システム)受信器などが発表される。
セルラーIoTが新たなサービスを生み出す
LPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク向け市場は今後何年かの間に、IoTと同様に細分化されていくだろう。最も重要な新規格が登場するのはまだ1年以上も先のことだが、プレーヤー企業たちは、依然として大部分は不明ながらも、幅広いエンドユーザー市場を開拓すべく競争を繰り広げている。