TE Connectivityは、丸型メトリックコネクターなどを手掛けるドイツのIntercontec Group(インターコンテックグループ)を買収する。これによって、TE Connectivityは、FAおよび産業機器分野向けの製品ラインアップを拡充し、同分野でのポジションの強化を狙う。
TE Connectivity(以下、TE)は2016年7月21日(スイス時間)、丸型メトリックコネクターなどを提供するドイツの非上場企業Intercontec Group(以下、インターコンテックグループ)の取得について、正式に契約を取り交わしたと発表した。事業取得に関わる一連の手続きは、2016年9月に完了する予定だという。
インターコンテックグループは、1996年に創業。丸型メトリックコネクターの他、ハイブリッド型コネクター、クイックロックシステム、回転式サーボモーター用コネクターなどを手掛けていて、ドイツ国内に4カ所の製造拠点がある。
TEは、今回インターコンテックグループを取得することで、FA(ファクトリーオートメーション)や産業機器などの分野に向けた製品群の強化、拡張を図れるとしている。特に、産業機器分野向け電源用および信号用のコネクター製品が充実するという。
TEとインターコンテックグループは2014年8月に、インターコンテックグループの丸型メトリックコネクターを日本市場で展開するにあたり協力することで合意したと発表していた。これにより、日本のユーザーはTEの販売網から、インターコンテックグループの製品を調達し、技術サポートも受けることが可能となっていた。
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