Analog Devices(アナログ・デバイセズ/以下、ADI)は2017年11月21日、2017年度(2017年10月期)の通期業績を発表した。
Analog Devices(アナログ・デバイセズ/以下、ADI)は2017年11月21日(米国時間)、2017年度(2017年10月期)の通期業績(米国会計基準/GAAPベース)を発表し、売上高は前年比49%増の51億米ドルとなったと明らかにした。
ADIは2017年3月10日にLinear Technology(リニアテクノロジー/以下、LTC)を買収。今回の通期業績発表は、LTC買収完了後、初めての発表になる。
2017年度の売上高は、LTC買収効果などにより前年度の34億2140万米ドルから49.3%伸ばし、51億750万米ドルとなった。営業利益は10億5513万米ドルで前年比2.6%増。営業利益率は20.7%となった。なお、非GAAPベースでの営業利益は20億4975万米ドル(前年比81%増)で、営業利益率は39.5%。
用途市場別売上高は、産業市場が23億6154万米ドル(前年比58%増)、自動車市場が7億8296万米ドル(同45%増)、民生市場が10億4760万米ドル(同52%増)、通信市場が9億1538万米ドル(同32%増)となった。
2017年度第4四半期(2017年8〜10月)業績は、売上高15.4億米ドル(前四半期比8%増、前年同期比54%増)、営業利益率29.1%となった。ADI社長兼CEOのVincent Roche氏は「2017年第4四半期は、好調な年度の締めくくりをもたらした。質の高いビジネス運営により収益は大きく成長し、売上高総利益および営業利益を押し上げた」とコメントしている。
2018年度第1四半期の見通しについては、「季節要因による売上減少が見込まれ、売上高は14.4億〜15.4億米ドルになる見通し。これには第1四半期が14週あるという利点も反映されている。多様性に富む産業市場にけん引され、売上高が前年同期比増となる見込み」としている。
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