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ET & IoT Technology 2018 特集
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» 2018年06月28日 12時30分 公開

IoTサービスに対するモデリングの試行と得られた知見JASA発IoT通信(9)(2/4 ページ)

[渡辺博之(エクスモーション),EE Times Japan]

モデリングの成果物一覧

 当WGでの成果物を以下に示し、それぞれのモデルと、主な活用ポイントを紹介していく。

カテゴリー モデル名 概要 状況
ビジネスモデル ピクト図 ヒト・モノ・カネの間の関係性を整理し、ビジネスモデルを可視化する記法 作成済み
IoTビジネス
キャンバス
ビジネスモデルキャンバスとIoTキャンバスを合成し、IoTビジネスにおける価値、コストというビジネス側面と、実現手段の両方を1つのチャートで表現したもの 作成済み
ArchiMate ビジネスシステムにおけるアーキテクチャをモデル化 作成中
合意形成モデル D-case システムのディペンダビリティ(信頼性)を関係者間で共有し互いに分かり合い、社会の人々に分かってもらい、説明責任を果たすための手法とツール 作成済み
デザインモデル ユーザーストーリー システムの具体的な流れをストーリーとして記載したもの。具体的な要求を把握するためや、検証時のテストシナリオの元になる 作成済み
アクティビティ図 SysML/UMLで使われる、ステークホルダーやシステム間の時系列でのやり取りを記載したもの 作成済み
モデリングの成果物一覧表

ピクト図

 ピクト図は、「ヒト」「モノ」「カネ」の間の関係性を整理し、ビジネスモデルを可視化する記法である。実際に作成したモデルを見ると、「スマート内覧」に代わることで、人手や時間がかかる物理的な手間を減らせることが分かる。少子高齢化により働き手が減る将来に対して、有効なサービスであることが明確になっている。

従来の内覧とスマート内覧を例にしたピクト図 (クリックで拡大)

IoTビジネスキャンバス

 IoTビジネスキャンバスは、ビジネスモデルキャンバスとIoTキャンバスを合成し、IoTビジネスにおける価値、コストというビジネス側面と、実現手段の両方を1つのチャートで表現したものである。周辺でビジネスを、中心部で技術を同時に考えることが可能であり、今回のモデリングを通して、特にデータに着目することで、それを活用したサービスを想起しやすいというメリットが感じられた。

スマート内覧におけるIoTビジネスキャンバス (クリックで拡大)

D-case

 システムのディペンダビリティ(信頼性)を関係者間で共有し互いに分かり合い、社会の人々に分かってもらい、説明責任を果たすための手法とツールが「D-case」である。今回は、不動産管理会社が同行しないことで、従来の内覧では起こりえなかった問題に対して、どう対応しているかの説明をD-caseでモデル化した。

スマート内覧におけるD-case (クリックで拡大)

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