IC InsightsとIBS(International Business Strategies)は、いずれもDRAM市場が1000億米ドルを上回るとの予測を発表した。ただし、1000億米ドルを超えるのは、IC Insightsは2018年に、IBSは2019年になるとみている。2017年におけるDRAM市場は、前年比で78%成長した。
2018年におけるDRAMなどの市場予測 出典:IC Insights
IC Insightsによれば、2018年におけるDRAMの売上高は、前年比で39%成長し、1016億米ドルに達するという。同社は、DRAMの成長が、全ての半導体製品の成長をけん引し、2年連続となる大きな伸びに貢献するとみている。IC Insightsは、2018年のチップ市場全体は前年比で15%成長すると予測する。
IC Insightsは、2018年のチップ全体の売上高において、DRAMの売上高が占める割合は24%になるとみている。次に大きな割合を占めるのはNAND型フラッシュメモリで、IC Insightsは、DRAMおよびNANDフラッシュを合わせると、2018年のチップ売上高と予測される4280億米ドルのうち38%を占めると発表した。