東陽テクニカの「EMC/RF計測器校正サービス」は、米国A2LAより「ISO/IEC 17025:2017」認定範囲の拡張を認められた。この認定を受けEMIテストレシーバーについて、「CISPR16-1-1:2019年版」対応の校正サービスを始めた。
東陽テクニカは2019年9月、同社が提供する「EMC/RF計測器校正サービス」が、米国A2LA(The American Association for Laboratory Accreditation)より、「ISO/IEC 17025:2017」認定範囲の拡張について認められたと発表した。この認定を受け、EMIテストレシーバーについて、「CISPR16-1-1:2019年版」対応の校正サービスを始めた。
EMC/RF計測器校正サービスは、主にEMC(電磁両立性)/RF(高周波無線信号)用計測器を対象とした一般校正と、ISO/IEC 17025:2017認定の校正を行っている。顧客から対象となる計測機器を預かり、認定された同社の試験サイト「キャリブレーション・ラボラトリー」で校正作業を行う。
同社は、関連する計測機器の販売や修理、メンテナンスサポートなどの業務も行っている。このため校正作業だけでなく、必要に応じて計測機器の修理やファームウェアのアップデートなどにも対応する。校正作業中には代替機の貸し出しも行っており、顧客は計測作業のダウンタイムを最小限に抑えることができるという。
今回は、EMIテストレシーバーの最新版であるCISPR16-1-1:2019年版に対応するISO/IEC 17025:2017認定校正作業を実施できる体制をいち早く整え、9月5日より校正サービスの提供を始めた。
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