ルネサス エレクトロニクスが2019年10月8日、Armマイコン市場への本格参入を発表しました。
この記事は、2019年10月21日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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1カ月ほど前の話題で恐縮ですが、STMicroelectronics(以下、ST)の汎用マイコン(=車載向けを除くマイコン)事業に関する会見の模様をお伝えしました。
▼関連記事:シェア2位に躍り出たSTの汎用マイコン事業戦略
記事のタイトルにあるように、会見でSTは汎用マイコン市場でシェアを伸ばしてきたことを強調しました。調査会社(IHS Markit)のデータを元に、過去10年あまりの間で、世界汎用マイコン市場でのシェアが3%未満から20%以上に拡大したとします。メーカー別シェアランキングでは、10位圏外から2位にまで躍進したとします。
STが躍進してきたここ10年の汎用マイコン市場は、メーカー間の合従連衡が進みました。ルネサス テクノロジとNECエレクトロニクスの合併、CypressによるSpansion(旧富士通マイコン事業)の買収、NXP SemiconductorsによるFreescale買収、MicrochipによるAtmel買収と、汎用マイコンメーカー同士のM&Aが活発だったわけです。
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