タッチセンサー技術やタッチパネルの開発を手掛ける英Zytronicは「embedded world 2020」(2020年2月25〜27日、ドイツ・ニュルンベルク)で、最大100点のタッチが可能なディスプレイを展示した。同社のタッチコントローラー1個で制御できる。約1年半前に開発したもので、既に量産を開始している。
タッチセンサー技術やタッチパネルの開発を手掛ける英Zytronicは「embedded world 2020」(2020年2月25〜27日、ドイツ・ニュルンベルク)で、最大100点のタッチが可能なディスプレイを展示した。同社のタッチコントローラー1個で制御できる。約1年半前に開発したもので、既に量産を開始している。
最大100点のタッチが可能なので、例えばキーボードの機能をディスプレイに追加できる。Zytronicの担当者は「工場などで、ボタンなどの機構部品を搭載したメカニカルなディスプレイと置き換えたいといったニーズがある」と説明する。さらに同担当者は「ディスプレイのガラス基板自体にも加工が可能だ。例えば、ボタンであることが分かりやすいように、凹凸をつけてほしいという要望もある。凹凸をはじめ、さまざまな加工が可能なので、ユーザーのニーズに応えられるカスタマイズできることが、このディスプレイの特長だ」と続けた。
さらに、Zytronicのタッチコントローラーを搭載した55型の透明OLED(有機ELディスプレイ)「Radiant Touch」も展示された。Radiant Touchは、LG Electronicsが開発した透明OLEDをベースにしている。最大で80点、同時にタッチすることが可能だ。
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